後世に残る名著に。名古屋大学博物館にて紹介も。 

名古屋大学大学院 環境学研究科 横山 智教授が、待望の「納豆の食文化誌」(農文協)を出版されました。(2021年6月) 専門書として興味深いことばかり。写真一枚一枚も大変貴重で見入ってしまいます。また、どれほどの時間を費やされてまとめられたのか、と想像するだけでも感動し、今後、日本だけでなく各国でも後世まで学びに活かされていくことと思います。 この名著の最終章に『天然稲わら納豆を守る会』の活動を、教授が学者目線で紹介下さっており、大変有難く感謝の気持ちでいっぱいです。 納豆がお好きな方はもちろん、そうでない方も是非、アジアの食文化の奥深さを学ばせていただきましょう!たくさんの方々に読んで欲しいので、四日市市図書館へリクエストを出しましたので、蔵書検索してみて下さい。
~~  ~~  ~~  ~~  ~~ 名古屋大学博物館 第28回特別展「世界の発酵食をフィールドワークする」で、天然稲わら納豆を加えていただけることになりましたのでご案内申し上げます。 会期は、322日~924日。詳しくは、博物館HPの画像をクリックしていただくと、詳細のPDFをダウンロードすることができます。 特別展関連講演会が7回開催され、とても興味深い内容ばかりです。事前予約が必要ですが参加無料ですので、お誘い合わせていかがでしょうか? 7月30日(土)13時~ 第7回 特別展関連講演会では『無農薬天然稲わらでつくる納豆』と題して、私も45分ほどお時間をいただきお話をさせていただきます。会場50名は満席ですが、zoomでの参加も募集されていますので、お時間許される方はご予約下さい。 ~当日の写真とご報告~ 展示に加えていただいただけでも有難いことなのに、発表の場まで。。。感謝の気持ちでいっぱいでした。 横山教授のご講話も拝聴できる最終回でしたので会場は満席、Zoomでも多くの方々が受講下さいました。本当にありがとうございました。 私の講話の内容は、わら納豆の現状 地域一体の取り組み 活動を通じた思い。 長年、考えていたことをこんな形で伝えられるなんて夢のようで幸せな時間でした。質疑応答は、横山教授に助けていただきながら無事終えることができました。 今までたくさんの方々にお力添えをいただき、お陰様で10年を迎えました。これからもまずは継続していくことを目標にして、わら納豆仲間が増えていくといいなぁ。。。と考えています。 そして、災害時の食をふまえた食糧不足への備えという意味でも環境保全型農業での米と豆の増産を目指す”具体的なきっかけ”として『天然稲わら納豆』が各地域で復活してくれることを願っています。 わら納豆の試食も好評で、無事終えることが出来ました。お手伝いいただいたスタッフの皆様、暑い中本当にお疲れ様でした。このような機会をいただき心より御礼申し上げます。ありがとうございました。 http://www.num.nagoya-u.ac.jp/exhibitions/special/#000534
コーナーごとに映像での解説や、展示パネルにはQRコードがあり英語でも理解いただけるようになっています。 映像に見入ったり、菌を顕微鏡で見られるコーナーでは酒麹の雪の結晶のような美しさに感動したり、匂いで調味料を当てたり、乾燥納豆の臭いを嗅げるコーナーでは絶句したり。。。(笑)  かなり楽しめます。!(^^)! 研究代表者の横山 智教授のご著書を椅子に座って読むことも出来ます。 「好きな発酵食投票」コーナーでは、(5月11日現在)写真のように味噌・醤油がトップでした。その他の4票は何なのか?というのも気になるところです。 すぐ横には感想を貼るスペースがあり”パンが発酵食だとは知らなかった”という言葉もあり驚きでした。
横山先生が海外調査の時に持参されているハサミやメジャーや、先生の調査記録ノートも展示されており、この積み重ねがご著書になり今回の特別展に繋がっているんだなぁ、と思い、更に感動しました。 博物館へは入場無料(10時~16時) 日曜・月曜は定休日 詳しくはHPをご覧下さい。特別展 | 展示 | 名古屋大学博物館 (nagoya-u.ac.jp) 世界の発酵食展パンフ外側 (nagoya-u.ac.jp)

About the author: 食養教室 素輪花